フリーフロー発生!落ち着いて対応すれば大丈夫!

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問題と正解

問題:水中でレギュレーターがフリーフローしてしまった時は?

正解:マウスピースを密閉しないようにくわえ、必要な空気をすするようにしながら浮上する


解説とまとめ

レギュレーターのフリーフローとは、レギュレーターから空気が止まらず出続けてしまう状態のこと。
パニックになりやすい場面ですが、対処法を知っていれば安全に浮上できます!


フリーフローとは?

現象説明
フリーフローレギュレーターのバルブが開きっぱなしになり、空気が出続ける状態
原因バルブの故障、凍結、異物混入、強い水流など

対処法の手順

  1. パニックにならず、呼吸を続ける
    空気が出ているなら「使える」状態。慌てず呼吸。
  2. マウスピースを「ゆるく」くわえる
    強く密閉すると空気が逆流せず苦しくなる。
  3. 空気の流れに合わせて「すするように」呼吸
    出てくる空気を「飲む」ようなイメージ。
  4. バディに合図して、ゆっくり浮上
    バディのオクトパスを使ってもOK。
  5. 安全停止が難しい場合は、無理せず浮上
    空気が足りないときは安全を最優先。

その他の選択肢とそのリスク

方法特徴リスク
フリーフロー状態のまま呼吸を続けて浮上(正解)出続ける空気を利用少し飲み込みにくいが安全
自分で止めようとしてレギュを外す呼吸ができなくなり危険息を止めてしまう恐れ
レギュを吐き出して緊急浮上肺の過膨張などリスク高最後の手段としてしか使わない
パニックになって暴れる非常に危険自分も周囲も危険にさらす

事前にできる準備

  • フリーフロー時の呼吸方法をプールなどで練習しておく
  • バディと連携して予備空気源をいつでも使えるように
  • 機材の点検とメンテナンスをしっかり行う

まとめ

今回の問題「水中でレギュレーターがフリーフローしてしまった時は?」の正解は:

マウスピースを密閉しないようにくわえ、必要な空気をすするようにしながら浮上する


トラブルは知識と準備で怖くなくなる!
フリーフローも、落ち着いて対応すれば安全に帰還できます!

出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL

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