減圧症を防ぐカギは「安全停止」。水深5mで立ち止まる理由とは?

問題と正解

問題: 減圧症の危険性を減らすためにするべきことは_______です。
正解: ダイビングを終了して浮上するときには、深度5mで安全停止を行う


解説とまとめ

水中でのダイビング中、体には窒素が少しずつ溶け込んでいます。
浮上時、この窒素を安全に体外に出すためのテクニックが**「安全停止」**です。


減圧症ってなに?

水圧の変化により、体に溶けていた窒素が気泡になってしまうことで、
関節の痛み、しびれ、麻痺、さらには命に関わる症状が出ることがあります。
これが減圧症(DCS: Decompression Sickness)


減圧症を防ぐ「安全停止」の重要性

浮上中、最後に水深5mで3分間とどまることで、
体から余分な窒素をゆっくりと抜くことができます。

正解は:「水深5mで安全停止を行う」

これは、「ダイバーの命を守る最終チェックポイント」とも言える重要なステップです。


いつ安全停止するの?

  • 水深10m以上のダイビングをしたとき
  • 水中での活動時間が長かったとき
  • 原則としてすべてのダイビング後に行うのが理想的

安全停止のポイント

  • 🕒 水深5mで最低3分間停止
  • 🧘‍♂️ 落ち着いて呼吸しながらその場にとどまる
  • 🧭 SMB(シグナルフロート)やラインを使うと安全

まとめ

今回の問題「減圧症の危険性を減らすためには?」の答えは、

ダイビングを終了して浮上するときには、深度5mで安全停止を行う

たった3分で命が守れるなら、やらない理由はありません。


安全停止は「義務」ではなく「自己防衛」。
自分の体と、安全なダイビングの未来を守るために、
毎回のダイビングで“5m・3分”をルーティンにしましょう!

出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL