「絶対にやってはいけないこと」それは水中で息を止めること!

目次

問題と正解

問題: 肺の過膨張障害の原因となるものはどれですか?
正解: ダイビングをしている時に息を止めること


解説とまとめ

この問題は、ダイビングにおいて非常に重要なトピックである
**「肺の過膨張障害(エア・エンボリズムなど)」**について問われています。


「肺の過膨張障害」って何?

水中では、水圧によって肺の中の空気が圧縮されています。
そして、浮上中はその圧縮された空気が膨張していきます。

もしこのときに息を止めてしまうと……
肺の中の空気が逃げ場を失って過膨張し、肺の組織が破れる危険性があるのです。


息を止めることのリスク

ダイビングでは、「息を止めること」は絶対にNGです。
その理由は明確です:

  • 🚫 浮上中に空気が膨張し、肺を損傷する恐れがある
  • 🚫 最悪の場合、命に関わる「動脈ガス塞栓症」を引き起こす

ダイバーの鉄則:「常に呼吸を続ける」

ダイビング中の基本ルールとして、必ず覚えておきたいのがこれ:

📌 息を止めずに、ゆっくりとした呼吸を続けること

たとえ不安を感じた時でも、深呼吸やパニックブリージングは避け、一定のリズムを保つことがとても重要です。


呼吸=命を守る

水中では、呼吸の仕方がそのまま安全性に直結します。

  • リラックスした呼吸を続けることが肺を守る第一歩
  • 浮上中は特に、肺の中の空気が自然に出ていくようにする

覚えておこう!

🟨 ダイビング中に息を止めることは、肺の過膨張障害の直接的な原因になる!
🟨 常に呼吸をし続けよう。吸って、吐いて、リラックス。


まとめ

今回の問題「肺の過膨張障害の原因となるものはどれですか?」の答えは、

ダイビングをしている時に息を止めること

安全なダイビングのためには、
**「息を止めない」=「命を守る習慣」**であることを、常に意識しておきましょう。


海の中でも、呼吸を忘れずに。呼吸こそ、ダイバーの最大の味方です!

出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL

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