目次
問題と正解
問題：水中で物はより__見えます。そして、水面で見る時よりも__見えます。
正解：大きく／近く
解説とまとめ
この問題は、水中での視覚的な見え方の変化についての理解を問うものです。
水中では、ものが実際より大きく、近くに見える傾向があります。
これは光の屈折現象によって起こるものです。
なぜ水中では「大きく・近く」見えるの？
水中でマスクをつけて物を見ると、水→ガラス→空気という複数の境界を通って光が進むことになります。
この時、光が屈折し、実際よりも像が拡大されて見えるのです。
数字で見る「大きく見える」現象
- 水中では、物体は約33%大きく見えます。
- 距離も実際より25%ほど近く見えます。
例えば：
実際に3メートル先にある物体でも、ダイバーの目には2.3メートルほどに見えることも。
この視覚の違いが生む影響
| 状況例 | 実際の影響 |
|---|---|
| 距離が近く見える | 手を伸ばしても届かないと感じることがある |
| 大きく見える | 魚や障害物との距離感を誤る可能性がある |
| 写真がうまく撮れない | 被写体との距離感がズレることも |
対策・意識すべきこと
- 水中では距離感を過信しないことが大切。
- 特に接近しすぎて接触したり、サンゴを傷つけたりしないよう注意！
- 水中写真を撮る際にも、「見え方」と「実際の距離感」のズレを意識しましょう。
まとめ
今回の問題「水中で物はより__見えます。そして、水面で見る時よりも__見えます。」の正解は：
大きく／近く
でした。
水中の不思議な“見え方”の仕組みを理解して、安全で楽しいダイビングを！
出典：PADI OPEN WATER DIVER MANUAL