「海の中の世界を自由に泳ぎたい！」「サンゴ礁の間をすり抜けてカラフルな魚たちと出会いたい！」そんな夢を叶えてくれるのが、スキューバダイビング。でも、ちょっと待って。ダイビングって、実は誰でもすぐに始められるわけじゃないんです。
ダイビングをするには「Cカード」というライセンスが必要になります。Cカードの「C」は「Certification（認定）」の略。つまり、「あなたは安全にダイビングを楽しむための知識とスキルを持っていますよ」と認めてもらった証明書なんです。
このCカード、実は「国家資格」ではありません。世界中のさまざまな「ダイビング指導団体」が、それぞれ独自に発行している民間の認定カードです。とはいえ、その信頼性は高く、世界中のダイビングショップやリゾートで通用します。
初心者がまず目指すのは「オープン・ウォーター・ダイバー」という初級ライセンス。これがあると、水深18mまでの海に、バディ（仲間）と一緒に潜ることができるようになります。学科講習で海のルールや器材の扱いを学び、プールや海で実技を練習して、テストに合格すればゲット！
ちなみに「Cカードがないと潜れない」とよく言われますが、実は「体験ダイビング」なら無資格でも参加できます。でも体験は、インストラクターの手を借りながらのほんの入り口。自分で計画して潜れる「ダイバー」になるには、やはりCカードが必須です。
海の中は、まさに異世界。Cカードを手に入れれば、そこはもうあなたの冒険フィールド！ウミガメと泳ぎ、沈没船を探検し、夜の海で幻想的な生き物に出会う……そんな特別な体験が、ぐっと身近になりますよ。
ダイビングの「指導団体」とは？
「Cカードって、どこで取るの？」「どれが正しい団体なの？」と迷う方も多いかもしれません。そんなときに知っておきたいのが「ダイビングの指導団体」の存在です。
指導団体とは、ダイバーやインストラクターの教育基準を定め、それに基づいてライセンスを発行する組織のこと。つまり、ダイバー教育の「監督役」であり「設計者」でもあるわけです。どの団体で学ぶかによって、講習内容やスタイル、取得後のサポート体制などに違いが出てきます。
世界中にはたくさんの指導団体がありますが、有名なところをいくつか挙げると──
・PADI（パディ）
・NAUI（ナウイ）
・SSI（エスエスアイ）
・CMAS（クマス／シーマス）
・BSAC（ビーエスエーシー）
このうち、PADIは世界最大級のシェアを誇り、日本でもとても人気があります。
指導団体は、ダイビングの「先生」と「仲間」でもあります。あなたの海ライフの土台となる重要な存在。だからこそ、安心して学べる団体を選びたいですね。
PADIでライセンスを取得するメリットは？
「ダイビングを始めたいけど、どこでライセンスを取ればいいの？」
そんなとき、多くの人が選ぶのが「PADI（パディ）」です。世界中のダイバーに支持されているPADI、その理由とメリットを見ていきましょう！
■ 世界最大の指導団体！
PADIは、世界で最も大きなダイビング教育機関。1966年に設立され、現在は世界186ヵ国以上・約6,600以上のダイブショップが加盟しています。つまり、**PADIのCカードがあれば、地球のどこに行っても潜れる！**という安心感があるんです。
■ カリキュラムが分かりやすい！
PADIの講習は、「初心者にも分かりやすく、楽しく学べる」ことを徹底しています。難しそうな理論も、動画や図解を多用し、アプリやeラーニングで学習できるので、自分のペースで進められます。
実技もステップ・バイ・ステップで丁寧に指導。海の中でも焦らず落ち着いて学べるように設計されています。英語が苦手な人でも、日本語教材や日本人インストラクターが豊富なので安心！
■ 世界中で通用する信頼性
PADIは国際的な安全基準に則って運営されており、その認知度・信頼度は抜群です。たとえば、海外リゾートで潜るときも「PADI？OK！じゃあ潜ろう！」とすぐに話が通じます。他の団体のカードでも通用はしますが、知名度が低いと確認に時間がかかる場合も。
■ 充実のステップアップ制度
PADIは、ライセンス取得後のステップアップ制度も充実しています。オープン・ウォーターから始まり、アドバンス、レスキュー、マスタースクーバ、そしてプロ資格までスムーズに進めるのが魅力。中級以上を目指したい人にもぴったり！
さらに、沈船ダイビングやナイトダイビング、サーチ＆リカバリーなど、ユニークな「スペシャルティ・コース」も豊富。「学びながら冒険できる」楽しさが詰まっています。
■ サポートとコミュニティが強い！
PADIは世界中にネットワークを持っているため、トラブル時のサポート体制も整っています。また、PADIショップ同士でつながりがあるため、講習後も旅先のダイブショップで情報共有がスムーズ。ダイバー同士の交流イベントも多く、「海仲間」をつくるきっかけにもなります。
つまり、PADIでライセンスを取得することは、「世界への扉」を開くパスポートを手に入れることと同じ！
分かりやすくて楽しい、信頼度バツグン、学びの幅も広い──だからこそ、多くの人がPADIを選ぶのです。
さあ、あなたもPADIで、夢の海中冒険へ一歩を踏み出してみませんか？