ウェイト調整の適切さ、どうやって確認する?

目次

問題と正解

問題:ダイビングに適切なウェイト調整ができていることの確認方法は?

正解:BCDに空気を入れずに普通の肺の大きさで呼吸を止めると、目の高さで浮く


解説とまとめ

この問題は、適切なウェイト量の判断方法を理解しているかを問うものです。
ダイビングの安全性・快適性の基本は、「ちょうど良いウェイト量」にあります。


なぜウェイト調整が重要なのか?

ウェイトが重すぎると

  • 無駄にBCDの空気量を増やす必要があり、浮力調整が難しくなる
  • エアの消費が早くなり、疲労しやすくなる

ウェイトが軽すぎると

  • 潜降ができず、水面を漂うだけになる
  • 浮上時のコントロールが効かず危険な急浮上のリスクも

適切なウェイト量の確認方法

  1. 水面でマスクとスノーケルをつける
  2. BCDの空気をすべて抜く
  3. 普通に息を吸って止める(満呼気ではない)
  4. 体が“目の高さ”で静かに浮いている状態

この状態になれば、適切なウェイト調整ができている証拠です。


覚えておきたいポイント

チェック項目ポイント
深呼吸しすぎていないか?「普通の肺の大きさ」で息を止めるのが正解
BCDの空気は完全に抜いたか?調整ミスの原因になります
潜降前に確認する海に入る前にプールや浅瀬で確認するのがベスト

間違いやすいポイント

よくある誤解実際には?
水面で完全に沈まないといけない目の高さで浮いているのが最適な状態
多めにウェイトを入れておいた方が安心逆にトラブルの元になります!

アドバイス

  • ダイブごとにスーツの厚さ・水の塩分濃度(淡水 or 海水)・タンクの種類が変わるなら、毎回ウェイトチェックは必須!
  • ログブックに「使ったウェイト量」と「水温/スーツ情報」も記録すると、次回が楽になります◎

まとめ

今回の問題「ダイビングに適切なウェイト調整ができていることの確認方法は?」の正解は:

BCDに空気を入れずに普通の肺の大きさで呼吸を止めると、目の高さで浮く


ウェイトの調整は、ダイビングの基本。少しの違いが快適さと安全性を大きく左右します!

出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL

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