エアがない!? そんな時こそ冷静に対処しよう!

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問題と正解

問題:水中でエア切れになってしまいましたが、バディが近くにいます。この場合最も適切な行動は?

正解:バディの予備の空気源に切り替えて浮上する


解説とまとめ

水中でエア切れが発生してしまっても、冷静に対応すれば安全に浮上できます。
大事なのは、「エア切れに備えたトレーニング」と「落ち着いた行動」です。


バディの予備空気源って?

ダイビングでは、**予備の2ndステージ(オクトパス)**を常に携帯するのが基本です。

用語説明
メインの2ndステージ通常、自分が使う呼吸器
予備の2ndステージ(オクトパス)バディなどが緊急時に使えるよう用意された空気源

エア切れ時の適切な手順

  1. バディに「エアがない」のシグナルを出す
    両手で喉を切る動作が基本のハンドシグナル。
  2. バディの予備空気源(オクトパス)を受け取る
    落ち着いて呼吸を始めよう。
  3. 2人で浮上を開始
    ゆっくりと、安全な浮上速度で。
  4. 安全停止ができるなら行う(残圧次第)
    ただし、エアがギリギリなら無理に止まらない。

なぜ「予備の空気源」なの?

他の方法と比較してみましょう:

方法特徴リスク
バディのオクトパスを使う(正解)最も安全で推奨される方法なし(適切に行えば)
緊急スイミングアセント自力で浮上しながら呼吸を止める肺の過膨張、減圧障害のリスク
BCDによる急浮上非常に危険、制御不能重篤な肺・耳の障害リスク
パニックになって泳ぐ最悪のパターン自分もバディも危険にさらす

普段からできる準備

  • バディとオクトパスの位置・使い方を確認しておく
  • 緊急手順の練習を定期的に行う
  • 潜る前に「エア切れ時の対処法」を再確認する

まとめ

今回の問題「水中でエア切れになってしまいましたが、バディが近くにいます。この場合最も適切な行動は?」の正解は:

バディの予備の空気源に切り替えて浮上する


エア切れは緊急事態。でも、備えとチームワークで乗り越えられます。
焦らず、確実に、そして安全に浮上しましょう!

出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL

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