目次
問題と正解
問題:水中でレギュレーターがフリーフローしてしまった時は?
正解:マウスピースを密閉しないようにくわえ、必要な空気をすするようにしながら浮上する
解説とまとめ
レギュレーターのフリーフローとは、レギュレーターから空気が止まらず出続けてしまう状態のこと。
パニックになりやすい場面ですが、対処法を知っていれば安全に浮上できます!
フリーフローとは?
現象 | 説明 |
---|---|
フリーフロー | レギュレーターのバルブが開きっぱなしになり、空気が出続ける状態 |
原因 | バルブの故障、凍結、異物混入、強い水流など |
対処法の手順
- パニックにならず、呼吸を続ける
空気が出ているなら「使える」状態。慌てず呼吸。 - マウスピースを「ゆるく」くわえる
強く密閉すると空気が逆流せず苦しくなる。 - 空気の流れに合わせて「すするように」呼吸
出てくる空気を「飲む」ようなイメージ。 - バディに合図して、ゆっくり浮上
バディのオクトパスを使ってもOK。 - 安全停止が難しい場合は、無理せず浮上
空気が足りないときは安全を最優先。
その他の選択肢とそのリスク
方法 | 特徴 | リスク |
---|---|---|
フリーフロー状態のまま呼吸を続けて浮上(正解) | 出続ける空気を利用 | 少し飲み込みにくいが安全 |
自分で止めようとしてレギュを外す | 呼吸ができなくなり危険 | 息を止めてしまう恐れ |
レギュを吐き出して緊急浮上 | 肺の過膨張などリスク高 | 最後の手段としてしか使わない |
パニックになって暴れる | 非常に危険 | 自分も周囲も危険にさらす |
事前にできる準備
- フリーフロー時の呼吸方法をプールなどで練習しておく
- バディと連携して予備空気源をいつでも使えるように
- 機材の点検とメンテナンスをしっかり行う
まとめ
今回の問題「水中でレギュレーターがフリーフローしてしまった時は?」の正解は:
マウスピースを密閉しないようにくわえ、必要な空気をすするようにしながら浮上する
トラブルは知識と準備で怖くなくなる!
フリーフローも、落ち着いて対応すれば安全に帰還できます!
出典:PADI OPEN WATER DIVER MANUAL